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書籍紹介
詩歌
メランコリーの詩学
キーツとオード
著者 | 山内正一 著 |
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「メランコリー」はキーツを苦しめ続け,詩人・医者・病者という三幅対の立場は苦しみを倍加させ,オードに代表されるキーツならではの詩境を生みだした。1819年作のオード6編を制作順にそれぞれ章立てし,各作品の特質を分析する。
判型・頁数 | A5判上製・436頁 |
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定価 | 本体3,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0422-4 |
出版年月 | 2020年11月 |
目次
まえがき
キーツ年譜
第1章 迷路のような細道─「1820年詩集」とメランコリー
第2章 温かな愛─「サイキのオード」論
第3章 陶酔と覚醒─「ナイチンゲールのオード」論
第4章 話者と腹話術─「ギリシア古壷のオード」論
第5章 1819年の気分─「インドレンスのオード」論
第6章 悲しみの秘儀─「メランコリーのオード」論
第7章 「霧の季節」と「豊穣の季節」と─「秋によせる」論
付章1 キーツと地獄体験─「十二月の陰鬱な夜に」論
付章2 詩人と医者と慰者─キーツとアポロ
注
あとがき
原詩テキスト/引用・参考文献/索引(主要人名・事項)